小田原系ラーメンは、1930年頃に湯河原町で創業したラーメン店「味の大西」が
ルーツとされています。味の大西は、豚肉の特性を生かした豚骨醤油ラーメンで
人気を博し、その味を学んだ人々が湯河原近隣の真鶴町、小田原市、平塚市、
松田町などにラーメン店を開業したことで、現在では小田原系ラーメンと呼ばれ
ています。
小田原系ラーメンの特徴は、豚骨醤油ベースのスープに、平打ちの縮れ麺を使用して
いることです。スープはあっさりとしているが、コクがあり、麺はもちっとした食感
です。トッピングは餃子と間違うような大きなワンタン、チャーシュー、メンマ、
ネギが一般的です。
小田原系ラーメンは、現在では神奈川県内だけでなく、全国でも人気が高まっています。